あなたがもっているあなたに対するセルフイメージ
このセルフイメージが人生をつくていると言われています。
もちろん、他にも行動だったり、思考や感情、イメージなども、
大切な要素になります。
今回のお話では、セルフイメージをテーマにして
お話させて頂きます。
リーダーシップに関する書籍やセミナーでも、
リーダーシップ研修でも、教わることがあると思いますが、
「自分で自分のことをどんな人間だと思っているか」
この事故評価がセルフイメージです。
周りの人が素晴らしく評価していても、
自分自身は認めていないとすれば、
それがセルフイメージになっています。
逆に、周りの評価は、もともとは低い人でも、
自分はできると思っている人は結果を出しています。
仕事、男女関係、金銭的なものなど、
セルフイメージが高いと、そのような現実を
引き寄せています。
そして、それにともなって、
自分を磨いていると、いつの間にか、
周りの評価も追いついています。
このセルフイメージですが、
普段は無意識です。ですので、気づきにくいのです。
時折、ふとした瞬間や、何か問題や
課題が得たときに、明らかな、ご自身の中での内面での
やり取りの中に、見つけることができます。
リーダーシップを取るために、
もしも、能力的なもの、知識やスキル面での
行き詰まりを感じた場合、より優れた方法を模索すると同時に、
セルフイメージを高めることも大切な事です。
セルフイメージを高めるためには、
普段行なっているイメージや言葉の使い方、
人間関係、どんな環境に身を置いているか、
言動の一致などたくさんあります。
いろいろと試しながら、高めていくことで、
本当の力がつき、引き出されます。
リーダーシップ研修について書いていますが、本当にリーダーシップなんてものが研修で学べるのでしょうか?
なんだか本末転倒な話ですが、研修だけでリーダーシップを獲得することは難しいと思います。リーダーシップはチームを率いる人だけでなく、人間一人一人が持つべきものの一つだとは思います。しかし、なかなか表に出てくる者ではありません。最も顕著に現れるのが、チームリーダーやビジネスで経営、プロジェクトを率いるといった場面です。
そうしたチームを率いる際にチームのポテンシャルを引き出すテクニック、コンセプト、プロジェクトの進め方といったことは研修で学べると思います。つまり、かたちあるもの、テクニックといった部分は研修で学ぶことが出来、また、研修などで学ぶべきものだと思います。
しかし、テクニックや考え方だけではリーダーシップの両輪の一つだけでしかないのではないでしょうか。もう一つ大切なリーダーシップを体現するたたずまい、雰囲気、存在感、プレゼンスといった研修だけでは学べないものが必要だと思います。
それはテクニックで得られるものではありません。心構えといった意識できるものでもないのかもしれません。もっと根源的なリーダーシップの源流となる何かです。言葉にならなくて申し訳ありませんが、リーダーシップの元があると思います。もちろん、それは最初から存在するものではないでしょう。経験から産まれてくる、研修に参加することで萌芽するものかもしれません。
組織、チームで共同作業を行う場合、リーダーが必要となります。
ビジネスにおいては、経営者がリーダーとなることが多いですが、企業の中の各部署の長、各プロジェクトのプロジェクトマネージャーもリーダーといえます。
こうしたリーダーに求められる”資質”とはどのようなものでしょうか。
[リーダーの資質]
1.ポジティブな姿勢
2.一貫性
3.目標をメンバーに明示する力
4.エネルギー
積極的な姿勢は、リーダーには欠かせません。言葉が少なくても、少々愛想がなくても、前向きに何事にも取り組む姿勢はメンバーの規範となります。自ら、フォトリーディングやビジネス心理学などを積極的に学んでスキルアップに励む姿勢などは、メンバーにも目標となります。優秀な人材には、職人タイプ、マネージャータイプ、リーダータイプの人がいますが、前向きな姿勢は優秀な人材の基本能力といえるでしょう。
グループの先頭にたって引っ張っていくリーダーには一貫性が求められます。言っていることがコロコロ変わる、主義主張に一貫性が無ければ、後に付いて行くメンバーは迷ってしまいます。
仕事においては計画通りに全てが進むわけではないので、チームに目標を明示する能力は、とても大切な能力になります。
最後のエネルギーは、リーダー自身のエネルギーもですが、チームメンバーに設定目標を達成できるようにヤル気をかき立てる能力、その人がいるだけで元気になるようなエネルギーです。
リーダーシップとはリーダーだけが備えるべきものではありません。リーダーシップは企業における社員それぞれが備えるべき能力のひとつなのです。リーダーシップ研修においては、リーダーシップの必要性をとくことからはじまり、リーダーシップがどれくらい企業にとって重要なものなのかというポイントを理解することから始まります。
しかし実際のことろ、リーダーシップ研修においてリーダーシップの必要性をわかってはいても深く理解していないケースが目立つようです。研修ではこのような部分の補完を行うという意味合いもあります。
リーダーシップの必要性は、輪ゴムやビニールタイのようなものではないでしょうか?
輪ゴムなどの役割を持ったものがこの世になかったら非常に不便です。数多くの物をまとめるということは、非常に重要なことなのです。実際、従業員は1人1人の存在を見ればかなり小さいでしょう。しかし、束になれば小さな力も大きくすることが出来ます。そのためには、まとめる力というものが必要になります。
有名なことわざに「3本の矢」というものがあります。1本なら簡単に折れる矢も3本ならなかなか折れないというものです。このことわざも3本の矢をうまくまとめられなければ、1本の矢が3つあるということになってしまいます。この矢をまとめるのがいわゆる輪ゴムの役割であり、それを担うのがリーダーでまとめる手法がコミュニケーションなのです。
リーダーシップとコミュニケーションは車の両輪と言えるでしょう。
EQ理論を世間に広めた心理学者のダニエル・ゴールドマンは、「ビジョン型リーダーシップ」、「コーチ型リーダーシップ」、「関係重視型リーダーシップ」、「民主型リーダーシップ」の4つのリーダーシップスタイルを操り、必要に応じて「模範型リーダーシップ」や「強制型リーダーシップ」の良い面を利用することが大事だと説きました。
(1.)ビジョン型リーダーシップ
メンバーに信頼されているリーダーが、ビジョンを示し、メンバーを鼓舞する。
→変革のための新たなビジョンが必要な時、明確な方向性が必要な時
(2.)コーチ型リーダーシップ
リーダーは育成を優先し、メンバーの自覚にもとづいて目標を達成する。
→メンバーの長期的才能を伸ばし、パフォーマンス向上を支援する時
(3.)関係重視型リーダーシップ
リーダーは、メンバーの感情やニーズを優先する。
→亀裂を修復する時、ストレスのかかる状況でモチベーションを高める時、結束を強める時
(4.)民主型リーダーシップ
リーダーはメンバーの考えを聞き、チームワークで目標を達成する。
→賛同やコンセンサスを得たい時、メンバーから貴重な提案を得たい時
(5.)模範型リーダーシップ
リーダーは、高いレベルのパフォーマンスを目指して手本を示し、部下にも同じ事を求める。
→モチベーションも能力も高いチームから、高いレベルの結果を引き出したい時
(6.)強制型リーダーシップ
リーダーは、命令に即座に従うことを要求する。部下に裁量権を与えず、あらゆる状況を厳格に支配する。
→危機的状況が発生した時、問題のあるメンバーに指示する時
組織のリーダーに求められるリーダーシップ。リーダーシップはマネジメントと比較されることが多いですが、リーダーシップとは「ビジョン」であり、マネジメントとは「ビジョンに向かって進むための管理技術」といえるのではないでしょうか。
ビジョンを示すためには、目標を定めるための「決断力」と周囲にそれを納得させる「人間力」が重要です。リーダーシップとは、それらを含めた総合力が求められるということになります。
しかし、リーダーシップに完成形があるわけではないので、リーダーシップ研修も組織に合わせたプログラムを設定しなければなりません。現在、リーダーシップとして一般的に行われているものは、大別すると以下のようなものに分けられます。
[経営層予備軍のための選抜研修]
経営層とは事業部長クラス以上を指し、その予備軍としては部課長クラスを想定しています。こうした人材に対しては、組織の課題をいかに把握し、戦略をどのように立案するのか、など実践的なプログラムで研修が行われることが多いようです。
[若手リーダー候補のための育成研修]
部課長などのマネージャークラスになることを想定した研修で、主として将来そのような立場に立つことを期待される若手社員が対象となる研修です。組織内でのコミュニケーションを中心とした人間力育成が中心で、選抜のプロセスを兼ねて行われることもあるようです。
上記の二つのリーダーシップ研修は「次世代人材を育成する予備軍づくり」を目的として行われているようです。
企業組織におけるマネジメントとリーダーシップについて考えてみましょう。企業は組織からなり、組織の構成員である社員一人ひとりのモチベーションアップが企業の業績アップには欠かせません。
社員のモチベーションアップには、「社員満足」ということが必要となります。
そのためにはトップマネジメント、つまりリーダーのリーダーシップが大切です。何が彼ら社員のモチベーションにつながるかを知り、実践にうつしていくことで組織力が向上するはずです。会社組織の競争力アップは社員一人ひとりの能力アップが前提となります。
<リーダーシップとは;存在を認める>
部下の存在を無視しないこと。認めて、ほめてあげることです。また組織の中での自分の果たす意義を自覚させることです。相手がどのように思うかを斟酌した上で接する必要があります。
<リーダーシップとは;理想の対象となる>
相手から尊敬されるべく才能や実績、勤務態度を身につけること。難しいことかもしれませんが、社員の理想的な存在となることです。
<リーダーシップとは;同一性>
協調性に欠ける社員とは、対話を通じて自分と相手との同一性を感じさせることが必要です。このことによって組織での協調性を生むことができるようになります。
リーダーシップを発揮するのは、忙しい日常の中では難しいことです。しかし、これらのポイントを心に持って置くことで組織の力を向上させる源にすることができるのではないでしょうか。