リーダーシップ研修の種類
組織のリーダーに求められるリーダーシップ。リーダーシップはマネジメントと比較されることが多いですが、リーダーシップとは「ビジョン」であり、マネジメントとは「ビジョンに向かって進むための管理技術」といえるのではないでしょうか。
ビジョンを示すためには、目標を定めるための「決断力」と周囲にそれを納得させる「人間力」が重要です。リーダーシップとは、それらを含めた総合力が求められるということになります。
しかし、リーダーシップに完成形があるわけではないので、リーダーシップ研修も組織に合わせたプログラムを設定しなければなりません。現在、リーダーシップとして一般的に行われているものは、大別すると以下のようなものに分けられます。
[経営層予備軍のための選抜研修]
経営層とは事業部長クラス以上を指し、その予備軍としては部課長クラスを想定しています。こうした人材に対しては、組織の課題をいかに把握し、戦略をどのように立案するのか、など実践的なプログラムで研修が行われることが多いようです。
[若手リーダー候補のための育成研修]
部課長などのマネージャークラスになることを想定した研修で、主として将来そのような立場に立つことを期待される若手社員が対象となる研修です。組織内でのコミュニケーションを中心とした人間力育成が中心で、選抜のプロセスを兼ねて行われることもあるようです。
上記の二つのリーダーシップ研修は「次世代人材を育成する予備軍づくり」を目的として行われているようです。